17日の「海の日」に「ポートインフォメーションセンター『カモメリア』」(豊橋市神野ふ頭町)とその一帯で「豊橋みなとフェスティバル2023」が開かれる。午前10時〜午後3時。「港(みなと)」に親しんでもらうとともに、その役割や重要性などへの理解を深めてもらう。いつも親子連れらでにぎわい、昨年の来場者数は主催者発表で1万8000人。盛りだくさんの催しで三河港が笑顔と活気にあふれる。【夏目敬介】
今回の目玉は大きく三つ。「三河港モーターショー」「船舶の一般公開」「三河港カレーの販売」だ。
カモメリア会場でのモーターショウには、韓国「現代自動車」が初登場。日本法人「Hyundai Mobility Japan」が三河港に新車整備センターを新設し、今年4月に「IONIQ 5」33台が陸揚げされた。トヨタやスズキ、ボルボ、メルセデスなど三河港に陸揚げする有名メーカーと合わせて、人気の車20台がずらりと並ぶ。
3号岸壁では、海上保安庁の巡視船「いすず」と、全長100㍍を超す国土交通省名古屋港湾事務所浚渫(しゅんせつ)兼油回収船「清龍丸」の一般公開がある。いすずが午前10時〜正午(午前11時半受け付け終了)と午後1時〜午後3時(午後2時半受け付け終了)、清龍丸が午前10時〜午後3時(午後2時半受け付け終了)。
また、遊覧船「たつみ丸」による三河港クルーズも開かれる。乗船券は当日9時半販売開始で先着順。午前10時20分、同11時30分、午後0時40分、同1時50分の4便あり、中学生以上は200円、小学生100円。未就学児は無料。各回定員350人。
昨年に人気を博した「三河港カレー」(700円の予定)も楽しみだ。調理は「ライフポート豊橋」にある「104Cafe」が担当。三河港をモチーフとしたハート型の盛り付けや、東三河産の野菜を使うなど「三河港カレーの五箇条」を盛り込んだ。味も見た目も満足できる一品。
恒例の工場見学「ポートバスツアー」の予約分はすでに満員。当日受け付けの「新来島豊橋造船」は、カモメリアを午前10時、正午、午後1時45分に出発する。
各回の定員は先着40人で出発30分前に整理券を配布。しかし、1時間以上前には多くの人が列を作る。整理券の入手も難しいほどの大人気イベントだ。
豊橋みなとフェスティバルは3会場にわたって開かれる。
カモメリア会場ではモーターショウのほか、ちびっこ相撲、10台以上のキッチンカーなどが出店するマルシェ、港の仕事を紹介するポートプラザなどを開催する。
合同庁舎会場では海洋少年団や三河海上保安署、豊橋税関支所のコーナーを設置する。船舶の一般公開や三河湾クルーズの出発、スタンプラリー景品交換所、上下水道局PRコーナーは三河湾を望む3号岸壁会場で楽しめる。オープニングイベントのほか、海洋少年団の手旗パフォーマンス、大崎しおかぜ太鼓の演奏もある。
会場周辺道路は路上駐車厳禁。当日は豊橋駅と港湾合同庁舎を結ぶ無料シャトルバスの運行があるため活用してほしい。無料駐車場の用意もある。
家族連れらでにぎわうカモメリア会場
三河港カレー(食材などは変更される場合もある)