県内希少種の保護・保全へ のんほいパークと県が協定結ぶ

2023/07/21 00:00(公開)
ヤマトサンショウウオ(のんほいパーク提供)
 豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)はこのほど、県と県内の希少な動物や植物を保護、保全するための協定を結んだ。
 内容は、希少種について①生息生育情報、飼育栽培技術、提供可能な調査・研究データ、生息生育地保全手法などの共有②生息生育域内保全③生息生育域外保全④生息生育域外保全を実施する希少種の収集⑤生息生育域外保全を実施した希少種の野生復帰⑥保護保全に関わる専門的人材の育成⑦保護保全に関わる普及啓発―など。
 県によると、生息域内外での希少野生動植物種の保全活動に必要な行政手続きが、簡略化されるメリットがある。
 例えば、保護保全に取り組む種の例として、絶滅危惧1B類の「ヤマトサンショウウオ」や、絶滅危惧1A類の「ナガボナツハゼ」を挙げている。ヤマトサンショウウオは一時は絶滅したと思われていたが再発見された。保護する際、のんほいパークと県の調整手続きに時間がかかっていた。
 県によると今後、ヤマトサンショウウオの生息に適した環境を整備するほか、園内でふ化した個体を生息地に放すことも検討しているという。
 川島正輝園長と川村正人県環境局長が協定書に署名した。
 県が同様の協定を結んだのは名古屋市の東山総合公園(2010年7月)と碧南海浜水族館(12年10月)に次いで3例目。
(後藤康之)
ナガボナツハゼ(県提供)
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