日本原水爆被害者団体協議会(被団協)が今年のノーベル平和賞受賞が決まったことを受け、桜丘高校平和委員会は6日、被団協の活動に敬意を示し、今後の委員会活動への決意を明らかにした。
高校は太平洋戦争で広島に投下された原爆の残り火(原爆の火)を校内の「平和の塔」でともし続けている。福岡県八女市星野村出身の兵士が広島市から持ち帰った火を1989年に分けてもらった。平和委員会は生徒有志で広島に視察したり、塔建立の35周年イベントを開いたりした。
この日午前9時前、朝礼時に臨時生徒総会があった。放送室で委員長の下登辰斗さん(3年)が声明文を読み上げた。「核による被害を受けた被爆者たちの声を世界に伝え、核廃絶を目指す活動を長年続けながら人々に平和の重要性を伝える役割を果たしました」と被団協に敬意を表した。そして「来年は戦後80年。戦争を体験した方々の高齢化が進んでいる現実を受け止め、戦争を知らない次の世代が記憶を受け継いでいく重要性を私たちは訴えます」と述べた。
声明文は各学級の拍手で決議された。学校ホームページで公表し、被団協事務所へ届けるという。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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