19日と31日の土用の丑(うし)に向け、豊橋市神野新田町の「山義養魚」でウナギの出荷が始まった。
「地引き網」でウナギを集める作業から開始。何人もの養鰻業者が大きな池に入り、池の端から歩いて中央へと集めていく。次に「選別網」を使い、ウナギを太さで選別。基準サイズよりも細いウナギは、網目から外へ出ていくようになっており、さらに成長するまで泳がせる。こうして基準サイズ以上のウナギのみが残る仕組みとなっている。
ここまでの作業を2回した後に「どうまん」と呼ばれる出荷用の専用籠へウナギを詰める。籠は一つ約40㌔のウナギを詰められる。この日の出荷では、67個分約2・7㌧のウナギが集まった。
どうまんに詰めた後は、ウナギを落ち着かせるために氷水で冷やし、トラックに乗せて豊橋市青竹町の「夏目商店」へ運んだ。新鮮さを保つべく、迅速に選別作業をし、昼頃には全国の市場などへと出荷された。
山義養魚の2代目社長の杉本達哉さんは「今年も、暑さが厳しく元気なウナギが育つか不安でしたが、ここまでは順調です。暑いからこそ、餌の見極めにこだわり、量やタイミングなどを意識して育てました。コストが上がっても、少しでもいいウナギを提供したい。僕たちが愛情をもって大事に育てたウナギを、一人でも多くの人に食べていただきたい」と話した。
夏目商店社長の夏目義秀さんは「豊橋うなぎは、脂の乗りが良く、厚みもあり、素晴らしい品質で、全国でも誇れるものです。品質が良いのは、養殖の技術が高いということ。今年も暑さが厳しい中、順調にここまで育ててくれました。ぜひ、おいしいウナギを食べて夏を乗り切ってください」と話した。
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