グローバル人材を育てる探究プログラム「地域のトップランナーから学ぶ 挑戦とブランドマネジメント」が20日、県立時習館高校で開かれた。
公募で集まった同校の1~2年、豊橋商業高校1、3年の計13人が参加。前半は作家の沢渡あまねさんをモデレーターに、豊橋市梅藪町のつくだ煮製造販売「平松食品」の平松賢介社長、「ヤマサちくわ」の蔵野泰輔専務が登壇し、海外展開した際の苦労話や商品開発のこつ、今後の展望などを話した。後半にはグループワークもあった。
2社は海外への輸出や海外の食文化を取り入れた商品開発に力を入れている。蔵野専務は商品開発のこつについて「消費者の声がヒントになる。作り込まずにテストを繰り返した。会議で話し合うよりも現地で聞いてきた人たちが正しいという思想だ」と明かした。
海外市場開拓について平松社長は「どうやって売ろうか必ずつてを使って入っていく。周りから見ると何も考えていないように見えるが、丸腰では行かない」と語った。蔵野専務は「今はYouTubeで情報はいくらでも入って来る。実際に現地に向かい、現実との誤差を埋めていく感覚」と話した。
沢渡さんは「さまざまなカラーを尊重すること、対話することで生まれる価値観の越境を大切に、自己肯定と否定の両輪を回し続けてください」と締めた。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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