「第31回日本少年野球ゼット旗争奪大会」が開かれた。稲沢市民球場であった決勝で「愛知豊橋ボーイズ」(県東支部)が、「愛知名港ボーイズ」(中央支部)を3対2で破り、2001年以来24年ぶり2度目の優勝を果たした。
全国各地から61チームが出場し、4日間にわたり県内14球場で熱戦が繰り広げられた。
決勝は序盤から緊迫した展開となった。初回、名港が先制したが、二回に豊橋が右中間を破る三塁打を放って同点。その後は走者を出しながらも投手戦が続いた。決着はタイブレークの延長八回。1点リードされた豊橋はスクイズで同点に追いつくと、最後は左越えの一打で勝ち越した。
表彰式では大会スポンサーのゼットから優勝旗などが渡された。中野哲伸監督は「中日本大会は決勝戦で敗れあと一歩優勝に届かなかったが、粘り強く戦えた」と胸を張った。富田謙二コーチ(監督代行)は「全国大会予選の敗戦を引きずっていたが、投手陣が踏ん張り、打力を鍛え直した成果が出た」と語った。
主将の磯谷修汰選手は「予選で負けてどん底に落ちたが、もう一度優勝を目指してまとまれた。主将として声をかけ続けたことが勝因」と振り返った。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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