「豊川段戸会」の総会で大塚さん講演

2023/10/16 00:00(公開)
岡崎高校の同窓会で三河と尾張と名古屋の歴史を語る大塚さん=豊橋市駅前大通で
岡崎高校の同窓会で三河と尾張と名古屋の歴史を語る大塚さん=豊橋市駅前大通で
 県立岡崎高校同窓会「豊川段戸会」の総会と懇親会が15日、豊橋市駅前大通1の「謝謝駅前店」であった。会員25人が参加した。参院議員の大塚耕平さんが「三河と尾張と名古屋~『どうする家康』をどうみる」の演題で講演した。
 本紙に東三河の歴史を掘り下げた連載「穂の国探究」を執筆、今年1月には「尾張名古屋歴史街道を行く」(中日新聞社)などを出している大塚さん。最近、歴史に関する講演を求められることが増えたという。
 講演タイトルについて「『名古屋と尾張と三河の順じゃないか』と言う名古屋の人がいますが、地域が発展した順です、と言うと納得する」と話した。「三河は、大和から見て鈴鹿山脈を越えたところにある木曽三川以東のエリア。古墳時代に大和から『尾張氏』が移り住み尾張国となり、その他が三河国となった」と説明した。
 続いて、室町時代三管領の斯波氏に仕えた織田家の成り立ち、桶狭間の戦いの舞台裏、大河ドラマでは無視されがちな「尾張三大合戦」を紹介し、信長、秀吉、家康の歴史を語った。家康側近の石川数正が小牧・長久手の戦い後、秀吉に臣従した理由を推理した。
 最後に尾張徳川家の幕末期の動きを語り「今まで教えられてきた幕末史は薩長史観に基づくもの。尾張史観の歴史の研究が進んでほしい」などと締めくくった。
【山田一晶】
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