蒲郡「東府相七福神踊り保存會」 御船幕と締め太鼓を新調

2023/10/23 00:00(公開)
新調した締太鼓のリズムに合わせて弁天踊りを披露する踊り手=八百富神社遥拝所で
新調した締太鼓のリズムに合わせて弁天踊りを披露する踊り手=八百富神社遥拝所で
八百富神社の祭りで披露

 蒲郡市竹島町東府相地区の住民でつくる「東府相七福神踊り保存會」は、古くなった御船幕と締太鼓を新調した。三菱UFJ信託地域文化財団の助成支援を受けた。22日、町内の八百富神社遥拝所で4年ぶりに開いた祭りでお披露目した。
 祭りは例年、10月第3土曜、日曜に東府相を含めた16地区が竹島に鎮座する八百富神社の遥拝所に集結し、子踊りなどを披露する。新型コロナウイルス禍で2020年から中止が続いた。
 七福神踊りは江戸末期に始まったとされる。市内各地域で披露される踊りには弁財天の化けた白狐が登場するが、東府相の踊りは弁財天そのものが登場し、独特の「弁天踊り」があるのが特徴だ。
 長年使ってきた山車に付ける御船幕と締太鼓が老朽化したため、三菱UFJの財団の伝統芸能部門助成を申し込んだ。全国244件の応募の中から選ばれ、50万円の支援を受けた。新調した御船幕は三河木綿の生地で作った。
 この日、竹島町の東府相公民館で贈呈式が開かれた。財団事業部の石井禎二部長が、保存會の田中伸幸会長に目録を手渡した。保存會メンバー50人が新調した御船幕を取り付けた山車と一緒に町内を練り歩いたほか、遥拝所では弁天踊りなどを披露した。
 田中会長は「昔と違って寄付が少なくなっており、助成支援を受けられて大変うれしい」と感謝した。そして「これからも、次世代に踊りを継承していくためにも大切に使っていきたい」と話した。
【林大二朗】
目録を手渡す石井部長と田中会長㊧=東府相公民館で
目録を手渡す石井部長と田中会長㊧=東府相公民館で
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