東三河と東京のスタートアップつなぐ、豊橋市がツアー

2024/07/24 00:01（公開）

社会政治・行政

交流する東三河と首都圏のスタートアップ起業家ら=東京都内で(提供)

　豊橋市は、東三河を拠点にする起業家らを対象に、東京都内で首都圏のスタートアップ起業家らとの交流を目的にツアーを開いた。現地のスタートアップと接点を強めて将来的に市内への拠点誘致を促し、持続的に新規事業が生む事業生態系（エコシステム）の形成を目指す。
　今年度から市は首都圏のスタートアップが活動拠点とするコワーキングスペース「ＳＥＮＱ（センク）」のパブリックパートナーに就いた。先端技術を生かした課題解決ビジネスを得意とするスタートアップについて駐在職員が情報収集と拠点誘致活動に取り組む。
　19日にあった日帰りツアーでは東三河の企業などで活動するスタートアップ起業家８人が参加した。インキュベーション（新創業支援）施設「ＳＨＩＢＵＹＡＱＷＳ」「ＣＩＣ　Ｔｏｋｙｏ」などを巡り、現地の起業家らと地域イベーション創出の事例紹介やワークショップに取り組んで交流を深めた。
　市地域イノベーション推進室で首都圏担当の桑原裕明主査は「地域に不足する人材との接点を増やしたい声が多く、今後も交流ツアーの継続で連携強化につなげたい」と語った。
【加藤広宣】

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