田原市出身の書家、鈴木翠軒(1889~1976年)の没後50年を記念するテーマ展が、市博物館で10月4日まで開かれている。ふるさとの伊良湖岬にある「万葉の歌碑」の歌を揮毫(きごう)した草稿を初展示。命日にあたる9月26日は観覧無料となる。
当時の渥美郡堀切村に生まれ、国定教科書「甲種小学書方手本」の揮毫を務めた。日展審査員なども歴任し、57年に日本藝術院賞、60年日本藝術院会員、68年には文化功労者となった。漢字や仮名の筆跡を徹底的に追求し、淡墨で流れる伸びやかな独自の書風で「翠軒流」を確立した。過去に生誕120年などの展示会も開かれている。
今回は「万葉集」にある麻続王(おみのおおきみ)の「うつせみの 命を惜しみ 浪にぬれ 伊良虞の島の 玉藻刈り食す」を揮毫した原本の一部を初めて展示した。書き直しを重ねた翠軒ならではの推敲(すいこう)の跡がうかがえる貴重な作品として、書作品や愛用品などと合わせて紹介されている。
月曜休館。入館は高校生以上は310円、東三河の小中学生は「ほの国こどもパスポート」で無料となる。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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