世界最大級「ショクダイオオコンニャク」の花標本

2024/08/12 00:00(公開)
ショクダイオオコンニャクの花標本と開花写真㊨=豊橋市自然史博物館で
豊橋市自然史博物館に登場

 世界最大級の花といわれる東南アジア原産の植物「ショクダイオオコンニャク」の花標本が、豊橋市自然史博物館で展示されている。併せて豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)の植物園で栽培中の株(非開花)も初公開している。標本展示は9月29日まで。
 インドネシアスマトラ島原産のサトイモ科の希少植物で、7年に1回程度しか花を咲かせないとされる。今年7月に宮崎市の植物園で開花し話題になったが国内では30例しかない。
 展示標本は、武田薬品工業京都薬用植物園(京都市左京区)で2年前の開花時に作った「さく葉標本」を借り受けた。花は額装(縦170㌢、横100㌢)からはみ出しそうな大きさだ。

栽培中の株も初披露

 博物館での標本展示に合わせ、植物園も栽培中の鉢植えを展示した。園によると株分けされた約10年前から栽培を続けるが開花はまだない。
 国内では鉢植えで栽培され、成長期と休眠を繰り返し大きくなる。休眠期には葉や茎などが枯れ落ち、残る地下茎で養分を貯めて次の成長期へとつなげる。栽培中の鉢には約180㌢の株とともに約60㌢の新株が成長している。園の阿部真也事務局次長は「繊細な植物なので放置すると朽ちてしまう。植え替えなど手を掛けて開花する日を待っている」と話した。
【加藤広宣】
栽培株も公開している=のんほいパーク植物園で
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