新城市豊岡引地区の「かけはし農園」で8日、収穫祭が開かれた。東南アジアからの外国人や下江洋行市長ら約40人がダイコンを掘り出した。
日本語学校「コウブンインターナショナル」と豊岡引地区の住民有志が2019年に遊休農地400平方㍍を借りて「かけはし農園」と名付けて野菜作りを続けている。故国を離れて暮らす生徒たちと地元住民の触れ合いの場となっている。
ミャンマー出身とバングラデシュ出身の生徒8人に加え、ベトナム出身の技能実習生4人も参加した。20㌢以上に育ったダイコンを掘り出し、タマネギの苗を植えた。隣接する公民館では地元の住民がみそおでんを、ベトナムの女性が母国の料理「バインセオ」をそれぞれ振る舞った。
ミャンマー出身のスモンアンさん(25)は「皆で収穫できてうれしい」と話した。下江市長は「外国籍住民が増加傾向にある。互いに伝えあう、理解しあう、支え合うために、多文化共生施策に力を入れたい」と話した。
農園代表で日本語学校教師の豊崎規正さんは「外国籍の生徒が市内に定住するのは難しい。新城に来て良かったと思ってもらいたいと続けている」と説明した。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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