バラの生産量全国一を誇る豊川市で、クリスマスに向けて赤バラの出荷が最盛期を迎えている。農家は大忙しだ。
上長山町のバラ専業農家、遠山剛世さん(46)方では遠山さんや両親、パートら総勢13人が働く。早朝から温室内でバラを切り取り、花のボリュームや茎の長さを30~70㌢の規格にそろえ、箱詰めしていく。
今年は夏の猛暑の影響があったものの、温室内にミストをしたほか、夜間に冷房をかけるなどして対応し、例年通り、品質の良い真っ赤なバラを出荷できている。遠山さんは「1本でもいいので部屋に飾ると、部屋の雰囲気が変わります。涼しい場所に置けば1カ月は美しい花を楽しめます」とPRした。
豊川市内では33農家が計17㌶の温室で180種類以上のバラを生産し、年間で1500万本を出荷している。クリスマス用は関東や関西をはじめ、東北、北海道に出荷され、今月23日頃まで続く。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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