1575年の「長篠・設楽原の戦い」で武田勝頼が本陣を敷いたと伝わる新城市八束穂の才ノ神観戦地跡周辺で、市が新たな散策路を整備した。市設楽原歴史資料館と馬防柵再現地を結ぶ。史跡巡りの新ルートができた。
同市八束穂にある常林寺の管理地で丘陵部の約1120平方㍍。頂上部に観戦地の石碑が立つ。現在は木が生えているが、設楽原と連吾川の戦況が見下ろせる。竹林となっていたため、寺の承諾を得て市が2024年度に整備した。
新たな散策路は緩やかな階段状とし、路面はウッドチップを敷き、伐採した竹を段差の縁にした。石碑から降りた場所を「武田三武将の墓」と「馬防柵再現地」への分岐点とし、案内看板を設置した。
観戦地の石碑は歴史資料館から約500㍍。地元有志「ふる里『信玄』を愛する会」が歴史の小道として石碑までの道標を置いて案内していた。湯浅大司館長は「これまで石碑を往復するのみだったが、新たなルートで周遊できる。観光にも役立つ」と話した。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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