県立宝陵高校で13日、戴帽式があった。看護師を目指す衛生看護科2年の37人が、ナースキャップを受け取り、決意を新たにした。
病院実習を前に、患者に接する心構えや、命に深く関わる仕事の重大さを改めて認識する。ナイチンゲールが生まれた5月に開いている。
式では生徒一人ひとりが、鳥居伸仁校長から純白のナースキャップをかぶせてもらい、キャンドルをともした。この後、全員で看護の心構えを示した「ナイチンゲール誓詞」を読み上げた。
鳥居校長は「必要な知識と技術を身に着けるために妥協せずに努力してください。そして患者さんと信頼関係を築くためには何が必要かを、実習を通して考えてください」と呼び掛けた。生徒代表の山田実優さんが「ナースキャップをかぶり、看護師としての責任と自覚を持つことができました。理想とする看護師を目指していきます」と誓った。生徒たちは11月に豊川市民病院などで実習する。
近年はナースキャップを使わなくなっており、同校の戴帽式は今回が最後。来年以降は形を変えて行うという。
同校の昨年度の看護師国家資格の合格率は100%。全国平均の90・1%だった。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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