豊橋技科大など半導体人材育成プログラムに長岡技科大と明大参入 単位互換5大学へ拡張

2025/05/09 00:00(公開)
単位互換制度の枠組みを拡張した人材育成プログラム=豊橋技科大の半導体工場

 豊橋技術科学大学などは8日、東京科学大学(当時の東京工業大)などと取り組む半導体人材育成プログラムの単位互換制度の枠組みについて、今年度から長岡技術科学大学と明治大学を加え5大学とすることを発表した。研究開発を見渡せる人材育成をさらに加速する。

 

 プログラムは2024年度の文部科学省採択事業に選ばれた。東京科学大を代表機関とし、中核連携機関の豊橋技科大と広島大学を加えた3大学を中心に低消費電力と環境性に優れた装置開発や研究人材育成を目指す。

 

 国内の半導体産業復活を目指すうえで、人材育成は次世代装置の研究開発と並ぶ課題に挙げられる。プログラムの単位互換制度は参加大学の研究成果などを生かす。

 

 単位互換制度の拡張に伴い、5大学の学生は各大学で開校するグリーンニクス関連の科目をオンラインなどでも受講可能になる。

 

 豊橋技科大は開学当初から学内に半導体製造工場があり、装置の設計から製作や評価までを一貫して学べる。国内でも珍しい施設を生かし、社会人を含む技術者育成にも活用できる。

 

 長岡技科大や明治大は同プログラムで研究人材育成機関として、産業技術総合研究所などと参画している。単位互換制度には当初から、学生が学ぶ両大学を枠組みに加える方針があった。

続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。

加藤広宣

愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。

最新記事

日付で探す

<前次>
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
住まいLOVE不動産 藤城建設 さわらび会 光生会 蒲郡信用金庫 虹の森
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 豊橋法律事務所 全国郷土紙連合 穂の国