【三遠ネオフェニックス】初のチャンピオンシップ決勝進出に王手、ホーム浜松で琉球との接戦制す

2025/05/17 18:44(公開)
勝負を決めたヌワバ選手の3点シュート=浜松アリーナで

 バスケットボールBリーグの年間王者を決める「日本生命チャンピオンシップ(CS)」準決勝の第1戦が17日、浜松中央区の「浜松アリーナ」であった。中地区王者の「三遠ネオフェニックス」は、西地区王者の「沖縄ゴールデンキングス」を相手に87対85の接戦を制し、初の決勝進出に王手をかけた。2戦目は18日午後1時5分から浜松アリーナで。

 

 第1クオーター(Q)は、中盤に三遠の根本大選手のパスカットからデイビッド・ヌワバ選手のダンクが決まり、24対22の2点リードで終えた。第2Qは大浦颯太選手らが3点シュート(3P)を沈めたが、琉球も持ち前のリバウンドから好機をつかみ、44対45で前半を折り返す。第3Qは、三遠の大浦、メイテンの2選手が相手と接触して途中退場したが、吉井裕鷹選手が11得点とチームを引っ張り、73対62で11点リードを奪った。第4Qは三遠がゴール下のメイテン選手を欠くなかで、琉球に苦しめられた。残り2分49秒で同点とされたが、吉井、ヌワバの両選手の連続3Pで勝ち越した。試合終了の合図が鳴ると、選手は抱き合い、4300人超のブースターから「フェニックス」と大歓声が起きた。 

 

 琉球には天皇杯準決勝で敗れているが、大野篤史ヘッドコーチは「負けを経験し、優勝のタイトルをつかみたい姿が目に見えるようになった」と成長を認めた。一方、追い上げを許した第4Qについては「一つひとつ積み重ねてきた三遠のプレーを40分間やり続けようと伝えたが、予期せぬ事態が起こった時に攻撃の時は守備に、守備の時は攻撃にフォーカスしてしまった時間帯があった」と反省した。

 

 攻守で活躍した吉井選手は「各選手の特徴を押さえて、快適にプレーさせないディフェンスができた。あと1勝しないと決勝に進めない。ワンポゼッションでひっくり返されるのがCSなので、気を引き締めていきたい」と話した。

 

ファウルを誘う吉井選手
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北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

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