豊橋まつり初日の19日、豊橋公園エリアでは小中学生の力作が並ぶ「子ども造形パラダイス」をはじめ、さまざまなスポーツが体験できる「とよはしスポーツ博」、物産展やステージイベントなど、多彩な催しが繰り広げられた。
今年で68回目を迎えた「子ども造形パラダイス」は、「つなげよう!みんなの夢」をテーマに、市内小学校の2年、4年、6年と中学1年、3年の作品を園内に展示した。交流広場には市内の幼稚園、保育園、こども園と市立豊橋高校や私立藤の花女子高校の作品が並んだ。
カラフルな立体、平面作品が学校ごとに並び、友達や家族で来た子どもたちが自分の作品を探し、写真を撮っていた。担当する市立中野小学校の村田公志校長は「子どもたちに物を作り出す楽しさを実感してもらいたい。一堂に展示して多くの人に見てもらう気持ちを味わい、鑑賞する心を育んでほしい」と話す。
市役所東館では「親子三世代で楽しもう『つくる・あそぶ』コーナー」として造パラ帽子や木っ端でものづくりをするスペースも設けた。
陸上競技場で開かれた「とよはしスポーツ博」では「日本拳法」「弓道」「剣道」「Tボール」「スケートボード」といった多彩なスポーツが体験できる18のブースが並んだ。パラスポーツ体験ブースもあり、そのうち「車いすバスケットボール」には東京2020パラリンピック銀メダリストの藤澤潔さんが来場。参加した親子らにゲームなどを通して車いすバスケの魅力を伝えた。
会場では複数のスポーツ体験でスタンプをもらい、菓子などと引き換えるスタンプラリーも人気を集めた。
芝生広場や旧豊橋球場周辺で開かれた「観光物産博覧会」には、90を超えるブースが並び、多彩な飲食のキッチンカーに多くの行列ができた。今年もパートナーシティーの福島市が参加し、果物などを販売。来場者でにぎわった。
今年は芝生広場内にステージを開設。「ええじゃないか!とよフェス2025」と題し、多くのアーティストが集結。迫力あるパフォーマンスを展開し、集まった若者らと熱い空間を作り上げた。19日は「スクールジャム!」と題し、高校生による吹奏楽やバンドの演奏がある。
市役所市民広場の「農産物博覧会」には14団体の27ブースが並び、鶏卵やウズラの卵、豊橋うなぎ、豊橋茶、大葉や次郎柿、花といった地元産の農畜産物を販売した。
購読残数: / 本
愛知県豊橋市生まれ。大学卒業後、校閲記者として入社。1年後に報道記者に転身した。2020年から報道部長。芸術、福祉、経済・奉仕団体などを担当する。趣味は、かなりジャンルに偏りのある読書と音楽鑑賞。思考のそっくりな一人娘と趣味を共有している。
週間ランキング
日付で探す