蒲郡市三谷町で18、19の両日、市指定無形民俗文化財「三谷祭」が開かれた。最終日の19日は町内6区のきらびやかな山車が練り歩き、祭り最大の見どころ「海中渡御(かいちゅうとぎょ)」が2年ぶりに行われた。
元禄時代から受け継がれる町内の八劔神社と若宮神社の例祭。2日間にわたり町内の上区、西区、東区、北区、中区、松区の6区が奉納踊りなどを披露する。
海中渡御では上区「剣の山車」を先頭に、西区「恵比寿の山車」、北区「三蓋傘の山車」、中区「花山車」の山車4台が三谷温泉前海岸から海に入る。昨年は潮位が予想以上に高かったため、中止となった。
この日、サラシを巻いた氏子が「わっしょい、わっしょい」と声を上げながら、八劔神社から海岸まで引いた。渡御を知らせる号砲が空中に鳴り響くと、「剣の山車」を皮切りに、次々と山車が海へと進んだ。
海岸に集まった大勢の見物客は、冷たい海水の中で勇ましく山車を引く氏子に拍手を送った。その後、若宮神社でくぐり太鼓や七福神踊り、連獅子踊りなどの奉納芸能が披露された。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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