豊橋市のまちなかを周遊する自動運転バスの実証実験が始まった。22日まで。12日は地域の保育園児や校区自治会長を招いた試乗会があった。
「オーブテック」(エストニア)の「MiCa」による自動運転。こども未来館「ここにこ」から、豊橋駅前、まちなか図書館、神明町、呉服町、新本町を周回する。約3㌔を約30分で走る。期間中は午前3便、午後3便を運行する。
試乗会では同市松葉町の「くるみ保育園」の園児と、校区自治会長、報道関係者が順番に乗り、ルートを一周した。
車内は路上駐車の回避や非常時に手動操作するオペレーターを除いて定員7人。オペレーターの視界確保など構造上の理由で立ち乗りはできないという。
記者が乗った午前10時半頃の便は、園児に見送られながら出発した。時速20㌔だが、スムーズな加速と、信号が多いルートのため、遅さは感じなかった。
運送トラックなどの路上駐車が多い。駅前大通りなど片側2車線以上なら問題ないが、交差点付近や片側1車線では路上駐車があるたびに停車、オペレーターが手動で回避した。事故を防ぐためもあってか制動力が強めで、停車で軽く体が揺れることがあった。
試乗を終えた園児は「楽しかった」「面白かった」と楽しんだようだった。同乗した八町校区の吉見正樹自治会長は「横揺れもなくおとなしい運転だった。非常に良いと思う」と語った。
オペレーターを担当した「BOLDLY」の丹野敬大さんは「見通しの悪い場所では路上駐車を避けにくい。現状の技術では地域の皆さんのご理解、ご協力が必要だ」と語った。
体験乗車モニターの事前予約はすべて埋まっているが、3人分の当日自由席がある。詳しい運行ダイヤなどは市のホームページから。
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1988年生まれ。三重県津市出身。
地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。
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