能登半島地震復興応援イベント「出張輪島朝市」が28日、豊川市の商業施設「イオンモール豊川」で始まった。輪島市から海産物、工芸品などを扱う8店が来店し、大勢の来店客でにぎわった。29日もある。
豊川信用金庫が100%出資する「地域商社みかわ」とイオンモールが5月に続いて企画した。
午前10時の開店と同時に大勢が来店した。サバ、アジ、ヒラメ、ホッケの干物をはじめ、イカの塩辛、もずく、あおさのり、ワカメなどの海産物、塗り箸、食器などの工芸品を買い求めた。人々は商品を購入しながら、「地震だけでなく豪雨もあり、復興の道のりは長いと思いますが、頑張ってください」と激励した。
輪島朝市をしていた通称「朝市通り」は、震災時に火災によって焼失した。震災から1年がたち、公費による解体は終わったが、再開のめどはたっていない。
輪島市朝市組合の冨水長毅組合長は「震災前は180人の組合員がいましたが、出張朝市などで活動しているのは3分の1程度。いまだに避難所で暮らしていたり、加工場の再建にめどがたたなかったりする人が多い」と述べた。そのうえで「これまで全国各地で、約90回の出張朝市を開催させていただきました。皆さんの応援が私たちの支えになっています」と話した。
豊川信金は地域商社みかわと協力し、出張朝市で輪島から来た店主らの旅費と宿泊費約70万円を支援した。贈呈式が朝市開催前にあり、真田光彦理事長が冨水組合長に目録を渡した。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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