「吉田城復元築城をめざす会」は10日、豊橋公園内にある吉田城に関する提言書を長坂尚登市長に提出した。
日々の清掃活動などを通して気づいた点などをまとめた。浅井市政の2023年度に策定した「吉田城址(じょうし)保存活用計画」の推進、豊橋公園の「吉田城址公園」への改称、吉田城の保存・整備、運営体制の見直しを求めた。
吉田城は16世紀初頭の築城。戦国時代には争奪戦が繰り返された。本丸御殿は1707年の宝永大地震で倒壊したが、三の丸の石垣や土塁、堀が現存しており、歴史的価値が高いとされる。
一方、石垣の崩れや土塁の崩落、倒木、戦後再建された鉄櫓(くろがねやぐら)の老朽化などがあり、村井裕一郎代表は「保全管理や安全管理が不十分で石垣の崖落事故の危険がある」と述べた。さらに、地元の認知度が低いと指摘。理由として「吉田城の情報を体系的にまとめたサイトがない。道路標識上に吉田城の表示がないので存在が知られていない」と訴えた。
長坂尚登市長は「100年復元計画」を示し「着々と進めていきたい」と話したが、古山由晴さんらは「職人が少なくなっている。生きている間にお願いしたい」と要望した。
一方、新アリーナについて村井代表は「一体的に推進すべきだ。事業に合わせて発掘調査が進むほか、より効果的な整備が可能となる」と述べた。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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