豊川市ゆかりの芸術家6人による「第31回郷土芸術家展」が24日、同市桜ケ丘ミュージアムで始まった。29日まで。
1994年に豊川商工会議所の主催でスタート。昨年度の30回展をもって会議所主催の展示は終わったが、今年度から実行委主催で、新たに2作家を加え再始動した。
創立メンバーの後田和孝さんは青白磁の器や窯変が美しい陶器など展示。伊藤昌徳さんは野菜を建造物に見立てたシュールな世界観の風景画などを披露。鈴木敬三さんは人間の内面や現代社会で生まれる闇を光で包む様を繊細な線で表す実験的な作品を並べた。
宮嶋政穂さんはビールの空き箱を材料に、色を吹き付けて拭き取る「ニルヴァーナ」の作品を披露。ビールの銘柄にちなんだタイトルが面白く、照明で空間も演出した。
創立メンバー故権田穂園さんの次男、権田拓朗さんは初出展で「千字文」を発表。「期待に応えられるよう、書の面白さを発信できるよう、この展示にすべてをかけてきた」と語る。同じ初出展の森田靖久さんは震災被災地の復興を願い、自身のテーマ「輪廻転生」にちなんだ絵画や、「本宮山」など身近な題材の絵を出品している。
開場式では来賓あいさつや出品作家の作品が当たる抽選会もあった。
購読残数: / 本
愛知県豊橋市生まれ。大学卒業後、校閲記者として入社。1年後に報道記者に転身した。2020年から報道部長。芸術、福祉、経済・奉仕団体などを担当する。趣味は、かなりジャンルに偏りのある読書と音楽鑑賞。思考のそっくりな一人娘と趣味を共有している。
週間ランキング
【夏の甲子園’25】豊橋中央高でパブリックビューイング 日大三との初戦 【夏の甲子園’25】豊橋市立向山小に豊橋中央高バッテリーの横断幕 【夏の甲子園’25】豊橋中央がユニホーム新調 左袖に「TOYOHASHI」 【夏の甲子園’25】豊橋勢74年ぶりの夏 豊橋中央ナインが堂々行進 【夏の甲子園’25】豊橋中央、初戦は日大三と激突 大阪で組み合わせ抽選会 【夏の甲子園’25】13年越しで果たした約束 豊橋中央萩本監督、恩師藤山さんの教え胸に 【夏の甲子園’25】東邦マーチングバント部が友情応援 豊橋中央に強力な助っ人 【夏の甲子園’25】日大三はどんなチーム 豊橋中央に勝機は 【豊橋新アリーナ】企業版ふるさと納税1号は千葉の会社 「渥美半島たはらブランド」に6品目追加 田原市役所で認証交付日付で探す