豊川市桜ケ丘ミュージアムで郷土芸術家展始まる

2025/06/25 00:00(公開)
開場式の様子

 豊川市ゆかりの芸術家6人による「第31回郷土芸術家展」が24日、同市桜ケ丘ミュージアムで始まった。29日まで。

 

 1994年に豊川商工会議所の主催でスタート。昨年度の30回展をもって会議所主催の展示は終わったが、今年度から実行委主催で、新たに2作家を加え再始動した。

 

 創立メンバーの後田和孝さんは青白磁の器や窯変が美しい陶器など展示。伊藤昌徳さんは野菜を建造物に見立てたシュールな世界観の風景画などを披露。鈴木敬三さんは人間の内面や現代社会で生まれる闇を光で包む様を繊細な線で表す実験的な作品を並べた。

 

 宮嶋政穂さんはビールの空き箱を材料に、色を吹き付けて拭き取る「ニルヴァーナ」の作品を披露。ビールの銘柄にちなんだタイトルが面白く、照明で空間も演出した。

 

 創立メンバー故権田穂園さんの次男、権田拓朗さんは初出展で「千字文」を発表。「期待に応えられるよう、書の面白さを発信できるよう、この展示にすべてをかけてきた」と語る。同じ初出展の森田靖久さんは震災被災地の復興を願い、自身のテーマ「輪廻転生」にちなんだ絵画や、「本宮山」など身近な題材の絵を出品している。

 

 開場式では来賓あいさつや出品作家の作品が当たる抽選会もあった。

多彩な作品が並ぶ
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田中博子

 愛知県豊橋市生まれ。大学卒業後、校閲記者として入社。1年後に報道記者に転身した。2020年から報道部長。芸術、福祉、経済・奉仕団体などを担当する。趣味は、かなりジャンルに偏りのある読書と音楽鑑賞。思考のそっくりな一人娘と趣味を共有している。

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