設楽町川向の東堂神社を、田口の白山神社に合祀(ごうし)する遷座式が7日、両神社で執り行われた。東堂神社は設楽ダム建設に伴う付け替え道路関連の対象地となるため、御神体を別の場所に移すことになった。
東堂神社は国道257号で設楽大橋から名倉方面へ向かう道路沿いにある。創建時期は不明だが、1870年頃に東堂権現を遷座して現在の名前に改称されたと伝わる。今回、国道付け替え道路建設で、神社の用地が工事用道路を造る区域になった。同町清崎に移転した氏子総代の原田禮史さん(77)は「秋の例大祭で盛り上がったのが思い出です」と振り返る。
ダム事業に伴い、川向地区は30戸が移転対象となった。2013年に閉区式があった。住んでいた人は町内のほか、新城市、安城市、東京都内に移転した。原田さんによると、氏子は35軒あったが8軒に減ったという。
川向と同じく住民が移転した八橋、大名倉では神社の引っ越しが相次いだ。八橋神社は白山神社と合祀。大名倉の白鳥神社は近くの高台に新築移転した。
原田さんは「神社の移設はダム関連補助金の対象とならなかった。合祀するには相手に依頼するための準備金を捻出するのに苦労した」と話した。その後、道路工事の関連で資金が調達できたという。
午後2時、東堂神社で後藤和治宮司と氏子総代らで遷座式を開始。御神体とともに白山神社に運び、森友昭宮司らに引き渡した。原田さんは「何代も続いた東堂神社。ほっとしました」と話した。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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