【ヤクルト】モイセエフ選手、村神様の金言胸に2年目へ 今オフは中日・高橋周平選手に弟子入り

2026/01/11 00:00(公開)
1軍出場を目指すモイセエフ選手=碧南市内で
1軍出場を目指すモイセエフ選手=碧南市内で

 豊川高校出身でプロ野球「ヤクルトスワローズ」のモイセエフ・ニキータ外野手(19)が勝負の2年目に挑む。尊敬する主砲の村上宗隆選手の米大リーグ「シカゴ・ホワイトソックス」への移籍が決まり、次世代の長距離砲にかかる期待は大きい。

 

 2024年ドラフト2位で入団した昨季は、ファームで56試合に出場し、4本塁打を放った。4月6日の「楽天イーグルス」戦で加治屋蓮選手の直球を右翼席へ運び、公式戦初アーチを記録した。6月24日の「日本ハムファイターズ」戦では、防球ネット上段を直撃する特大の3号を放ち、「自分の形でしっかり打て、飛距離も出た」と手応えを口にした。その2日後には、早くも1軍練習への合流を果たした。

 

 飛躍のきっかけは、春季キャンプで間近にした村上選手の打撃だった。「どこへでも飛ばせる。スイングの速さ、力強さ、選球眼。すべてがすごかった」。初めてのフリー打撃では、2軍調整中だった村上選手の前で6本の柵越えを披露。その資質に驚いた主砲から、打撃のポイントや準備の重要性を直接伝授された。「本当に良くなって、打てるようになった」と感謝する。「どんな成績を残しても天狗(てんぐ)になるな」と金言も預かった。 

 

 一方でプロの壁も痛感した。1軍出場はゼロ。2軍でも54三振を喫し、夏場には右手首を疲労骨折する不完全燃焼のシーズンとなった。「高校時代とは直球の質が違う。捉えきれずに追い込まれ、コンタクト率が低かった」と振り返る。守備面でも外野全ポジションを経験したが「プロの打球は別物。まだ下手なのでしっかりやりたい」と謙虚に課題を見つめる。

 

 巻き返しを期す秋のキャンプでは、ミート力の向上とスイングスピードの強化に励んだ。「肩が入り過ぎるところがあるので、苦手なコースでも軸足を意識してしっかりコンタクトしながらも、最後まで振り切ることを意識している」と打撃を見直している。さらに「スイングスピードを110㌔から上げていきたい」と、ミート、スピード、パワーの向上を掲げる。12日からは沖縄の読谷で「中日ドラゴンズ」の高橋周平選手との自主トレに臨む。豊川高校の長谷川裕記監督の縁だ。「素晴らしい左打者。見て学びたい」とさらなるレベルアップを目指す。

 

 今季の目標は「1軍出場」を掲げる。外野陣は昨季台頭した岩田幸宏選手や並木秀尊選手、丸山和郁選手に加え、実績ある塩見泰隆、サンタナの両選手らがひしめく激戦区だ。「1軍に昇格し、地元の名古屋で試合ができたらうれしい」。両親や恩師が見守る地元がい旋に向け、若きスラッガーの挑戦が続く。

村上選手から指導を受けた(提供)
村上選手から指導を受けた(提供)
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。

北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

最新記事

日付で探す

さわらび会 住まいLOVE不動産 藤城建設 虹の森 光生会 蒲郡信用金庫
東三河に特化した転職サポート ひとtoひと hadato 肌を知る。キレイが分かる。 豊橋法律事務所 ザ・スタイルディクショナリー 全国郷土紙連合 穂の国