愛知・名古屋アジア大会の陸上競技では、県立豊橋南高校出身の吉津拓歩(ミキハウス)、小川大輝(東洋大4年)の両選手に期待がかかる。
吉津選手は、世界陸上初日の男女混合1600㍍リレー決勝の第1走者に抜てきされ、3分17秒53で過去最高の8位入賞に貢献した。「単純に自分がまだまだ弱いなと思いますし、安定してない自分の技術不足の部分でもあるなと思うので、世界で戦うためには、もっともっと力をつけていかなければならないなと、世界と戦ってみて痛感しました」とインタビューに答えた。
今後の目標について「アジア大会で走れるように。メダルを取ることが目標」と宣言した。
小川選手は400㍍障害の予選2組に登場。序盤は積極的に飛び出し、直線に入った段階では決勝進出の4着争いに加わる位置につけたが、9台目の障害で体勢を崩すと一気に失速。50秒08で6着となり、準決勝進出を逃した。「前半で置いていかれないようにと力を使い過ぎた。その分、後半落ちてしまった。世界と勝負するための圧倒的な走力、筋力が自分には足りなかった」と反省した。
4月からは名門の富士通に所属する。アジア大会では、カタール勢が最大のライバル。自己記録が46秒台のA・サンバや同47秒台のI・D・バカルの両選手ら強敵ぞろいだ。「パリ五輪や世界陸上で得た教訓を生かし、自分らしい走りで日本記録(47秒89)に挑戦する。カタール勢に負けないように、この1年でできることを積み上げていきたい」と意気込んだ。
そのほか、男子100㍍で10秒00をマークした清水空跳選手や、女子800㍍で日本記録を持つ久保凜選手らに注目が集まる。
競泳は、世界選手権女子400㍍個人メドレー銀メダルの成田実生選手、男子平泳ぎで高校新記録を連発する大橋信選手に期待がかかる。柔道は、男子100㌔級で世界選手権2年連続表彰台の新井道大選手、体操男子では地元愛知県出身で若手のホープの角皆友晴選手、卓球は昨年のパリ五輪女子団体銀メダルメンバーの張本美和選手に注目だ。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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