田原の伊良湖観光協、プレスリリース作成法を折戸氏に学ぶ

2025/06/26 00:00(公開)
市の折戸課長から効果的な広報について学んだ勉強会=田原市の伊良湖市民館で

 「伊良湖観光協議会」は24日夜、田原市伊良湖市民館でメディア向けの広報をテーマに勉強会を開いた。協議会員のほか、商工会や観光施設を運営する団体や事業者らが参加した。観光課の折戸裕美課長から、事業経験を踏まえた効果的なプレスリリース作成法を学んだ。

 

 この日は「取材したくなる魅惑のプレスリリースの作り方」の入門編と題して講義した。折戸課長は市広報秘書課で広報を5年間経験。その後は市事業を通じて各種団体のメディア向け広報なども支援した。

 

 メディア露出を増やしたことで、まちづくりでは「福江*つるし飾りロード」の活動で国土交通大臣表彰。環境分野では「NPO田原菜の花エコネットワーク」の遊休農地対策と資源循環社会への活動で総理大臣表彰などを受けた。

 

 折戸課長はメディア報道の効果として「外部評価の参考になり、時には補助金やコンクールに応募する際のアピール材料になる」と説いた。

 そのうえで、記事を料理にたとえ、基本的な要素を「なにぬねの」の頭文字で示した。協議会の広報担当者が過去に発信した文書を使い、内容▽日時▽抜け落ち確認▽ネタを盛り込む▽載せてもらえるよう行動―の各ポイントを解説。リリースに写真を盛り込み、取材成果をイメージしやすくする工夫も紹介した。

 

 取材時は窓口担当者を決め、名刺交換で今後の接点確保といった対応マニュアルを挙げた。当日に取材できないメディアには提供可能な写真を用意するなど、取材しやすい環境づくりの大切さも指摘した。

 

 折戸課長は「リリース発信と取材対応に続き掲載や放送を確認するところまでが肝心。間違っていた場合は速やかに訂正を依頼しないと、その後の消費者への対応にも影響する」と助言した。

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加藤広宣

愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。

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