田原市と三重県鳥羽市を結ぶ国道42号の海上区間をPRしようと、伊勢湾フェリーはこのほど、船上に国道番号を記した道路標識を設けた。新たなフォトスポットとしてSNSでも注目されている。
国道標識は27日に船体後方のオープンデッキに設置した。角が丸い逆三角形の「おにぎり」と呼ばれる標識だが、背後に見える海との取り合わせで新鮮な景色に変わる。
デッキには木製の長椅子が並び、晴れた日は広がる海を眺めながら船旅を楽しめる。出発前のデッキでは大勢の乗船客らがスマートフォンで記念撮影した。
同社によると設置後に自社SNSで紹介したところ、乗り物愛好家らが多くの投稿を寄せるなど反響があった。
中岡賢市取締役は「大反響に驚いている。新たな撮影スポットとして、乗船客増につながればうれしい」と期待を込めた。
愛好家らの指摘があり、同じ航路を海上区間とする国道259号(豊橋市―鳥羽市)も標識の設置を検討したいという。
国道42号は浜松市と和歌山市を結ぶ。伊勢湾フェリーが運航する「鳥羽伊良湖航路」(約23㌔)の海上区間を含め総延長は537・1㌔。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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