【蒲郡】市民と一緒に本箱作り｜「がまきたいっか」がワークショップ開催

　蒲郡市の住民有志でつくる「蒲郡駅北商店街活性化チーム『がまきたいっか』」は11月29日、同市元町にある古民家を活用した活動拠点「ＧＡＭＡＫＩＴＡ　ＢＡＳＥ（ガマキタベース）」で「みんなの図書館を創ろう！」と題し、本箱づくりのワークショップを開いた。

　「がまきたいっか」は、駅北側にある蒲郡商店街などの中心市街地の活性化を目指し、昨年４月に立ち上がった。隔週で「ガマキタベース」に集まり、商店街のにぎわい創出に向けた企画を考えている。

　今年１月、市民が主役となってつくる民間図書館「みんなの図書館」の取り組みに注目した。これは、本箱を月額２０００円で借りたオーナーが、自分の好きな本や推奨する本を並べる「一箱本棚オーナー制度」を採用し、地域交流を図るものだ。全国各地で展開されている。

2026年4月に図書館開設へ

　今回、「がまきたいっか」は、商店街を盛り上げる一環として、来年４月に「ガマキタベース」で図書館を開設するにあたり、市民と一緒に本箱を作り上げたいとの思いから、ワークショップを企画した。

　本箱は、同市大塚町の工務店「小林住建」の協力を得て、東栄町の間伐材を活用した。この日は親子連れが参加し、楽しそうに工具を使いながら、縦横30㌢の本箱を作り上げた。

　代表の児玉真伍さんは「今回の取り組みで、商店街のにぎわいづくりになればうれしい」と話した。

　ワークショップは今後も続ける予定だ。問い合わせは、「がまきたいっか」のメール（gamakita.ikka@gmail.com）か電話（０９０・９８９９・８４７５）へ。