豊橋鉄道は、映画やドラマ、コマーシャルなどの撮影地として鉄道施設を提供する「豊橋鉄道ロケーションサービス」を1日から始めた。地域の足として親しまれる渥美線や、レトロな風情が魅力の路面電車(市内線)の車両、駅、車庫などをロケ地として活用してもらうことで、全国に向けた魅力発信と地域プロモーションの活性化を目指す。
同社はこれまでも撮影協力をしてきたが、今回、サービスを正式に事業化し、専用のウェブページを開設。ガイドラインや料金体系を明示することで、映像制作会社などが利用しやすい環境を整えた。
提供されるロケーションは、渥美線の定期列車や貸切列車、駅、高師車庫、市内線の貸切車両、赤岩車庫など多岐にわたる。普段は立ち入れない車庫内での撮影や、貸切列車を使ったこだわりのシーン撮影などにも対応する。
利用対象は映像制作会社やテレビ局などの法人で、個人や映像制作を目的としない団体の利用は受け付けていない。料金は、渥美線の貸切車両使用料が片道9万2400円から、駅使用料が1時間1万8000円から、高師車庫使用料が1時間5万円などと設定されている。
申し込みは、豊橋鉄道公式ホームページ内の専用フォームか電話で受け付ける。
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1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。
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