【連載】カゲっちの今週のフェニックス〈3〉今週末、豊橋でホーム開幕戦

　先週の開幕戦はアウェーで「大阪エヴェッサ」との対戦でした。エースのヌワバ選手が不在の中、総力戦で我慢の戦いとなりました。初戦は吉井選手15得点、大浦選手８アシスト、シューターの津屋選手が９得点とスターティングメンバーがしっかり活躍したことで勝利につながりました。最終第４クオーターで６分間得点が入らない厳しい時間帯もありましたが、我慢の末に勝利につなげられたことが成果でした。大黒柱のメイテン選手は20得点８アシスト、Ｂリーグデビューとなったデイズ選手はスリーポイントシュート（３Ｐ）５本を含む25得点の活躍で主軸もしっかり存在感を示してくれました。

　第２戦は序盤から大阪の激しいディフェンスにターンオーバー（ミス）が重なる展開。速い展開から得意の３Ｐで追い上げますが、主力の得点が伸びず、10点ビハインドで前半を終えました。後半もシュート成功率が上がらず、20点差とされてしまいます。ルーキー児玉選手、根本選手の思い切りのいいプレーで追いますが、最後まで流れをつかめず悔しい敗戦でした。

注目はデイズ選手

　大阪との初戦では25得点と５リバウンド、第２戦は22得点と12リバウンドで「ダブル・ダブル」の活躍。チームに流れを引き寄せてくれました。高確率で決まる３Ｐ、鋭いアタックや力強いインサイドなど的を絞らせない攻撃で、Ｂリーグでのデビュー戦と思えないインパクトを残してくれました。ディフェンスでは身体を張り、誰よりも声を出してチームを鼓舞することでチームにエナジーを与えてくれる存在です。愛くるしい笑顔も魅力のデイズ選手に応援をお願いします。

　今週末の11～12日は豊橋市総合体育館で「サンロッカーズ渋谷」とのホーム開幕戦です。ＳＲ渋谷は日本代表で活躍するホーキンソン選手を擁する強豪です。フェニックスの吉井選手との日本代表対決は必見です。リーグトップクラスの高速バスケを展開するフェニックスに対し、ＳＲ渋谷はじっくりハーフコートでオフェンスを組み立てる対照的なチームです。各国の代表選手や日本代表の経験がある経験値を持った選手が多いＳＲ渋谷に対し、フェニックスが激しいディフェンスから得意の速い展開に持って行けるかが勝利の鍵となります。昨季のリーグ最高勝率を記録したホーム豊橋で好スタートを切りたいところです。試合会場で選手に熱い声援を送ってください。