豊橋技術科学大学の新学長に1日付で就任した若原昭浩氏(62)が16日、半導体分野やデジタル、グローバル教育を通じた人材育成の強化など今後の大学運営について抱負を述べた。理事3人を加えた新体制も発表した。任期は2026年3月末まで。
若原学長は昨年5月に死去した寺嶋一彦前学長の後任として代行職に就任した。寺嶋氏の下で大学の将来ビジョン策定の責任者を務めた。
大学運営について若原学長は「産業界の発展に貢献する実践的な教育で、現場で活躍できる人材を強力に育成したい」とした。具体的には半導体の設計から製造や評価まで一貫してできる学内製造工場を拠点に、社会人のリスキリング(学び直し)も含め人材教育を進める。
若原学長は半導体工学が専門。「かつて世界を席巻した日本の半導体を復活させるには全工程を見渡せる人材の育成が欠かせない。今は革新的技術を生み出す人材育成の最後のチャンスだ」と意気込んだ。
また、元大同大学長の神保睦子氏(71)と、豊橋技科大名誉教授の井上光輝氏(67)が副学長に就任。神保氏は総括・高専連携を、井上氏は教学・目標評価を担当。事務局長(財務・施設マネジメント担当)には元文部科学省の中西幸博氏(59)が就いた。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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