1575年の「長篠・設楽原の戦い」があった新城市東郷地区の有志が「戦国水仙プロジェクト」を始めた。スイセンを馬防柵再現地近くに植えたところ、3月に100株が花をつけた。中心になって取り組む生花店の紙谷充昭さん(40)は「戦いから450年の節目。古戦場をはじめ東郷地区で増やしたい」と話している。
「東郷地域再生プロジェクト」の有志が考案した。紙谷さんは環境省が主催した「みどり香るまちづくり企画コンテスト」で2度入賞。うち2016年度には環境大臣賞を受賞した。その副賞でスイセンを調達して栽培した。球根は1000球以上に増えたという。
有志で馬防柵に隣接する田んぼを借り、稲作の傍ら花を楽んでもらえるよう、ニホンスイセンの植栽を考えた。土地所有者らの承諾を得て昨年12月に球根100球を植えた。「冬場に花を咲かせる。香りも楽しめる。設楽原古戦場だけでなく史跡の周辺にも植えていきたい」と紙谷さん。
8月下旬には馬防柵周辺で音楽会も開く。「あと50年で500年になる。地元の小中学校や企業に呼びかけて活動を進めたい」と話した。
購読残数: / 本
浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
週間ランキング
豊川のプリオにロピア初出店へ 6年ぶりに弁財天開扉拝観|5月3日から蒲郡の八百富神社で巳年に合わせて大開帳 ビッグデータで農作物生育管理 次は早期4車線化を|名豊道路沿線地域で利用者増も渋滞が課題 新城市観光大使マヂラブ村上さん、長篠合戦のぼりまつりに旗6基掲出 【春季高校野球県大会】豊川が73年ぶり優勝|林朔がモイセエフから金言授かり3安打3打点 豊川高校出身の大野精工社長・大野さんがきょうデビュー、憧れ続けたプロレスラーへ 【豊橋】スパゲッ亭チャオ60周年 だも豊作者の佐野妙さんコラボに注目 【CSへの決意㊤】三遠ネオフェニックス・佐々木選手インタビュー「強い気持ちで昨年の雪辱」 岡崎公園から長篠城跡まで鳥居強右衛門の活躍たたえランニングイベント日付で探す