豊橋市嵩山(すせ)町に伝わる盆供養の「嵩山大念仏」が15日午後7時から、市立嵩山小学校一帯で開かれる。地元保存会が11日、同小学校体育館で総練習を開き、参加する小学生らが太鼓や踊りの振り付けなどを再確認した。
この日は太鼓担当の小学3~6年生、傘踊りの1~2年生が「みんだあ(念仏)」「和讃」など七通りを練習した。保存会員らの指導で、太鼓のばちさばきなどを念入りに確かめた。
大念仏は、三方ケ原の合戦や設楽原の戦いの戦死者供養と、豊作祈願を込めて江戸時代から盛んになったとされる。現在まで途絶えながら伝承された。現在は同地区のみとなり、嵩山大念仏保存会が伝統文化の継承に努めている。
子どもからお年寄りまでが浴衣姿で「みんだあ」「和讃」「ささら踊り」などの念仏踊りを披露する。高張りちょうちんを先頭に笛や太鼓、大鐘の音色とともに踊り歩く「道行き」に続き、学校グラウンドで演目を披露する。
保存会の中野明広会長は「少子高齢化で保存や継承が年々難しくなっている。幅広い年齢層の参加で伝統文化を受け継ぎたい」と話す。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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