新城市東郷地区の住民有志「設楽原をまもる会」は13日、今年度総会を設楽原歴史資料館で開いた。1575年の「長篠・設楽原の戦い」から450年を迎えること、武田家関係者が新たな慰霊碑を建てることが報告された。
まもる会は、1980年設立。83年までに大宮地区に約100㍍にわたる馬防柵を再現した。現在は修繕を続ける。ほかにも90年からは初夏に「設楽原決戦場まつり」を開き、織田・徳川連合軍と武田軍の戦没者を慰霊している。対外事業では山梨県武田氏関係史跡を訪問、現地交流している。
今年度事業は「第36回設楽原決戦場まつり」を6月15日に開くこと、昨年好評だった「いろはかるた」の看板を巡るウオーキングの開催、山梨県の訪問活動を承認した。内藤彰会長は「450年の節目にまつりが開催される。他の市事業を含めて協力したい」とあいさつした。
武田家や家臣の子孫でつくる「旧温会」の石垣純二さんも出席し、新たに慰霊碑を建てることを報告した。1956年に資料館に隣接する「信玄塚」に供養塔を建立しており、その周辺に設けるという。
会の後には資料館館長の湯浅大司さんが講演。戦いのあった1575年から今年までに起きた新城市内の出来事を紹介した。「50年後の500年に向けて孫など子どもたちに歴史の大切さを呼び掛けてほしい」と述べた。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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