「ヤマサちくわ」は、豊橋が舞台のアニメ「負けヒロインが多すぎる!」とのコラボ商品「食べて輝け!八奈見さんのおすそわけセット」(税込み2867円)を全店舗で発売した。原作からのファンで、企画担当の兼房晶士さん(32)は「ヤマサちくわを楽しんだ後は、コレクションアイテムとして使ってほしい」と話す。
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ヤマサの店は作品の聖地の一つ。1話でヒロインの八奈見杏菜が生のちくわをくわえるシーンは、視聴者に衝撃を与えた。放映後は、アニメに登場した西駅店を中心にちくわを買い求める人であふれ、中には中国や台湾からの人もいたという。
「今が豊橋をPRするチャンス」と考えて昨夏発売したのが、第1弾となった制服をイメージした商品。中高で美術部の兼房さんが描いた登場人物の絵をともに店頭に並べると、ブレークした。
第3弾は、原作のライトノベルにちなんだブック型のパッケージに、八奈見さんらに食べてほしい商品5点を詰め込んだ。「こだわったのは箱」と兼房さん。実際の本のように、紙が連なるイメージで上に刻みを入れたほか、夏に保冷剤を入れることを想定し、結露にも耐えられる強度にした。制作や印刷会社とのやり取りなど、企画から販売まで約半年を要した。カルミア店などで店番をしながら、使う画像の選定やポップのデザインなど念入りに調整を重ねた。1月の繁忙期と重なり、「コラボには覚悟が必要ですね」と笑った。
それでも支えたのは「マケイン愛」。2023年冬に客から勧めで読み始め、すぐに引き込まれた。「新キャラが登場して誰をかっさらうのかなど、展開を想像するのが好き」と熱弁する。「アニメのない今の時期だからこそ盛り上げたい。それが2期につながる」と笑顔を見せた。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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