田原市出身でヤクルトスワローズの小川泰弘投手(34)の開幕ローテーション入りが確実となった。昨季は故障で出遅れ、キャリアワーストとなる2勝にとどまった。28日の開幕に向け「今年こそはフル回転してチームを優勝に導けるように」と決意を語った。
長年エース格としてヤクルトを支え、ここまで通算104勝をマークしたが、昨季は苦しんだ。故障の後も再調整や体調不良により2軍落ちも経験。シーズン途中からは、メジャー通算324勝のノーラン・ライアンを参考にした左足を胸元まで高く上げる「ライアン投法」を封印したが、不調からの脱出はならなかった。「チームも個人もきついシーズンだった」と振り返る。
「体のバランスやパワーをもう一度つけ直す必要がある」と小川投手。今オフは股関節周りの耐久性を上げるため、四股踏みを採り入れたほか、肩回りの強度を上げたり、体の可動域を広げたりするメニューをこなした。フォームについても「自分らしく投げたい」と元の投法に戻し、春季キャンプ、オープン戦と調整を続けている。
3日の読売ジャイアンツ戦では3回1失点、11日の楽天ゴールデンイーグルス戦で四回途中3失点とまずまずの投球を見せた。シンカーや速い縦変化の「ジャイロスライダー」の新球を試し、手応えをつかんだ様子。開幕へ視界良好だ。
県立成章高校時代にバッテリーを組んでいた福江スポーツ少年団コーチの坂本裕也さん(35)は「高校当時から厳しいインコースでも投げ込むメンタルの強さと制球力の良さは群を抜いていた。まだまだ活躍してほしい」とエールを送った。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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