豊橋信金きょうから「ビジネスカジュアル」導入　女性職員の制服は廃止

2025/05/01 00:00（公開）

【加藤広宣】

社会経済・ビジネス

#SDGs #豊橋

1日から導入するビジネスカジュアル＝豊橋信金本部で（提供）

　豊橋信用金庫は1日から、就業時の服装を原則自由化する「ビジネスカジュアル」を導入する。本部職員から順次採り入れ、半年間かけて全店舗へ導入する。併せて、女性職員の制服は廃止する。

　本部と営業店のパートを含む約610人を対象に、11月までに全面導入する。多様性を認め合う社会動向を踏まえ、性差に関係ない仕事内容や昇進、キャリアパスを描ける職場づくりなどに役立てる。

　移行期間では顧客の反応や職員の感想などを踏まえ、一定の服装基準（ドレスコード）を設けることにする。ノーネクタイでの就業が浸透した夏場などに、最低限のビジネスマナーに配慮できるかを検討するという。

　豊橋信金は長年、夏のクールビスでノーネクタイでの就業が浸透している。2024年度は「ノーネクタイ」制度も新設し、通年でネクタイなしの就業も認めている。

　制服はこれまで、パート職員と一般職の女性職員のほか、総合職の希望する一部職員が着用していた。

　総合企画部は「顧客が親しみやすいふさわしい服装を自ら考えることが肝心だ。個々の業務内容を踏まえ、時と場所や状況に応じて清潔感のある服装を心掛けてほしい」と導入意図を説明した。

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加藤広宣

愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人（専門紙）時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に６年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店（カフェ）で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。