元豊橋市長の佐原光一さん(71)の旭日中綬章受章を祝う会が24日夜、豊橋市の「ホテルアソシア豊橋」で開かれた。各界の関係者ら250人がたたえた。
佐原さんは県立時習館高校、東京大学工学部卒。運輸省に入省し第三港湾建設局境港工事事務所長、国土交通省環境・技術課長などを経て2007年中部地方整備局副局長。08年に退職し、同年11月の豊橋市長選で初当選、3期12年務めた。
この日は、祝う会の発起人で豊橋三菱ふそう自動車販売の鈴木伊能勢会長が、ソプラノ歌手の森谷真理さんを紹介。佐原さんのピアノ演奏で会場とともに君が代を歌った。
続いて、サンソマテクノ相談役の彦坂守さんが「佐原さんの受章を皆さんとともに喜びたい。万感胸に迫る思いだ」と開会のあいさつ。
鈴木さんは、佐原さんの市長時代の業績の数々を紹介する映像の前で「年休7日で働き、あらゆる分野に精通し、職員からは鬼のように恐れられていたと聞いた。しかし、そのお陰で全国的にも住みやすく、満足度の高い街になった」と述べた。また、副市長として働いた東愛知新聞社の前社長、堀内一孝さんに二度にわたり言及し「佐原さんを支え続けてくれた」とねぎらった。根本幸典衆院議員、知事代理の江口幸雄副知事、長坂尚登市長が祝辞を述べた。
佐原さんはまず「ほとんど家のことを構ってこなかった」と、傍らの妻恭子さんに感謝した。続いて市政を振り返り「災害が多く、市役所に泊まり込んだことが何度もあった」と述べた。また浜松湖西豊橋道路が事業化した裏話を披露。そのうえで「すてきな仲間に囲まれて12年間楽しくやってきた」と結んだ。さらに「本日は皆さんへの引き出物がない。そのお金を入院中で学校に通えない子どもたちに役立てたい」と述べると、会場から大きな拍手が贈られた。
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1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。
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