東栄町下田の町体験交流施設「のき山学校」で3日、リニューアルオープン記念イベントがあった。町出身の建築構造家佐々木睦朗さん(79)の講演会や施設見学会が開かれた。
1955年に建設された木造2階建ての旧東部小学校校舎。2014年に「のき山学校」となった。町が24年度に耐震改修した。
佐々木さんは1946年生まれで10歳まで東栄町で暮らした。68年に名古屋大学工学部建築学科を卒業した。現在は法政大学名誉教授。建物の構造デザインを手掛け、日本建設業連合会の表彰BCS賞を3度受賞している。
受賞施設の一つは、2001年に仙台市で開館した図書館やギャラリーなどの複合施設「せんだいメディアテーク」。構造設計を担った。11年の東日本大震災では、来館者と職員約300人が避難して無事だったという。後に米国紙に取り上げられたことを紹介した。
「生まれ育った東栄町は自然豊かで伝統的な花祭がある。後世に伝えて続けていることが素晴らしい」と語り、「構造設計も次の世代に正しく伝えていくのが使命」と述べた。名大名誉教授の谷口元さんと名古屋市立大学名誉教授の伊藤恭行さんも同じ考えを示した。
のき山学校の耐震補強を設計した「えびす建築研究所」代表の花井勉さんが外側に筋交いを施したことを、参加した町内外の約90人に説明。また町内にある佐々木さんの展示資料館を見学した。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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