豊川市は、来年度から全国の自治体で本格的に導入される「こども誰でも通園制度」の試行を7月から始める。市立御津北部と下長山の2保育園が対象。東三河で初めて。
こども家庭庁が推進する制度。保育園に子どもが通うには、親の就労が条件になっており、親が働いていないと通えない。このような子どもでも短時間だが保育園に行くことができるようにする。
対象は6カ月~2歳児。1カ月10時間までで、1日の利用は2時間。1回目の試行は7~8月。その後、10~11月に2回目、来年1~2月に3回目の予定になっている。
両園は専用の部屋を用意し、職員を確保している。状況によっては、園に通う他の子どもたちと遊ぶ時間を作るなどして交流を深める。
保育園に通わないと、子どもが集団生活をする機会が少なくなる。だが、園で他の園児と一緒に遊ぶ時間があれば、集団生活の経験ができるなどのメリットがある。
市は試行期間の利用状況を見て、本格導入した時の利用できる園の数や受け入れ人数などを決める。豊川市では0~2歳児で保育園に通っていない子どもは約2300人で、この世代の約6割。
担当の保育課は「子どもがお試しに園に行くことができるほか、親のリフレッシュにもなります」と話す。利用料は1時間300円。希望者は園に電話する。問い合わせは保育課(0533・89・2274)へ。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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