【連載】カゲっちの「今週のフェニックス」〈22〉 クラブ記録更新の17連勝

2025/02/12 00:00(公開)
吉井選手 SAN-EN NEOPHOENIX

 沖縄アリーナで5日に行われた天皇杯準決勝の琉球ゴールデンキングス戦は、アウェーの厳しい環境の中、激しいディフェンスからの早い展開で前半に8点リード。後半も大浦の3点シュート(3P)などで13点にリードを広げます。一方、キャリアハイの31得点を記録した琉球のロー選手の活躍で逆転され、67対80で惜敗。最後まで粘りを見せましたが、リバウンドで16本差とペースをつかなかった点が敗因でした。レギュラーシーズンでリーグトップクラスの精度を誇る3P成功率も13・8%で波に乗れませんでした。悔いは残りますが一発勝負のトーナメント戦の難しさを痛感しました。これを糧に、さらなる成長を見せてくれるに違いありません。

 

破竹の勢い止まらず  リーグ首位を独走

 

 8~9日は佐賀バルーナーズ戦でした。初戦は序盤から高確率に加点しリードしましすが、ターンオーバー(ミス)が目立ち突き放せません。その状況下で津屋、大浦が3Pを決め切り11点リードで前半終了。佐賀も金丸や外国籍選手の得点で食い下がりますが、終始高確率で3Pを決め切ったフェニックスが95対82で勝ちました。一方、リバウンドやターンオーバーで課題が残る試合でもありました。

 

 第2戦は前日の反省を踏まえ、リバウンドで相手を上回ります。ターンオーバーも改善されて快勝でした。昨季までフェニックスに在籍した金丸に7本の3Pを含む30得点を決められ苦しまみましたが、後半に突き放すフェニックスらしい試合ができたと思います。

 天皇杯の準決勝では敗れたものの、週末のリーグ戦まで敗戦を引きずることもなく、レギュラーシーズンはクラブ最多記録を更新する17連勝となりました。佐賀との初戦は津屋がキャリアハイに並ぶ20得点、第2戦は吉井がキャリアハイの24得点で成長を見せてくれました。今後もチームで戦う姿を見せてくれるはずです。

 

■注目は吉井選手

 

 天皇杯では11得点、6リバウンド、佐賀との初戦は13得点、5リバウンド、5アシスト。第2戦は24得点の安定したプレーでチームを支えてくれました。ディフェンスやルーズボールなど数字に表れない場面でも貢献度が高く、大野ヘッドコーチの信頼も厚い選手です。さらなる活躍に期待してください。

 

バイウイーク明けは3月1日の秋田戦   

 

 今週からバイウイークで3週間試合がありません。佐々木、大浦、吉井、津屋の4選手は日本代表合宿に参加します。佐々木、大浦の両選手のように津屋選手も日本トップレベルの選手に揉まれて成長してくれたらと期待します。チームも前半戦の課題克服に取り組みます。後半戦も声援お願いします。(次回は27日掲載予定です)

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