豊橋市嵩山町の白土社で「嵩山 蛇連(じゃれん)祭」が5日に初開催される。境内に残る芝居小屋の保存と修復、活用を目指す「白土社の廻(まわ)り舞台を回す会」の主催。当日午後1時半に、小屋に残る貴重な廻り舞台と、発見された歌舞伎の大道具「書割(かきわり)」などを披露する。東愛知新聞社など後援。午前11時から午後4時まで。雨天中止。
廻り舞台は、歌舞伎で舞台の中央を丸く切り抜いて回転させる装置。同社のものは、1894(明治27)年頃に建てられた。当時の祭礼で余興係を務めたのが「蛇連」と呼ばれる氏子の青年らだったとされる。回す会が、芝居小屋の整備と調査をする中で鶴と松を描いた書割などを発見した。今回の祭りで「廻り舞台」の床と書割を見てもらう機会を設けた。
このほか、ステージでは音楽や演劇などのパフォーマンスを楽しめる。出演者は、おもに東三河で活動する社会人劇団「陽炎座」や音楽とダンスの要素を取り入れたブラジル武術「エスコーラ・イナエ・カポエイラ」、空手「志清會」、トロンボーンアンサンブル「響人」、桜丘高校和太鼓部「桜花太鼓」。目玉として「馬喰町バンド」が登場し、トリを務める。また、和洋スイーツやグルメ、占いや遊びの屋台やキッチンカ―が多数出店する。
廻り舞台がデザインされたオリジナルTシャツ(MとLサイズ、各50枚)とトートバッグ(100個)を本部で販売する。回す会代表の松田弥生さんは「嵩山はとてもいい所。ぜひこの機会に多くの方に来て楽しんでもらいたい」と話している。
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