「愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会組織委員会」などは2026年の「第20回アジア大会」と「第5回アジアパラ大会」を支えるボランティアを募集している。募集は計4万人で、2005年の愛・地球博以来の規模になる。4月30日まで。
「大会ボランティア」は3万6000人、「都市のボランティア」は4000人を募集する。大会ボランティアは、競技会場や宿泊施設などの関連施設で活動する。競技運営のサポートや観客案内など多岐にわたる。都市ボランティアは、主要駅や競技会場周辺で活動し、観光・交通案内や観客の誘導などを担う。
アジア45の国と地域から多数の選手らがやってくる。アジア大会は9月19日~10月4日、アジアパラ大会は10月18~24日。県内外で58会場があり、東三河も6会場での競技が予定されている。ボランティアは大会運営を支える存在であると同時に、「大会の顔」として世界中から訪れる人々を温かく迎える役割がある。
当初は募集締め切りを1月末としていたが「新学生や新社会人が応募できない」との声があり、延長した。
応募資格は2026年4月1日時点で満18歳以上であること。国籍は問わないが、外国籍の場合は在留資格を有する必要がある。 応募者全員を対象に、ボランティアに関する説明会とグループワークを実施する採用イベントが開かれる。採用されると、共通研修、役割別研修、会場別研修などに参加し、ボランティアとしての知識や技能を習得する。ボランティアには、活動期間中の飲食や交通費、ユニフォームなどが支給される。また、活動終了後には希望者に活動証明書が発行される。
特に必要とされるのが通訳。英語は基本として、さまざまな言語を話せる人が求められている。組織委員会は外国語学部のある大学などを回り、協力を呼び掛けるなどして人材の確保に務めている。東愛知新聞社の芦沢典幸社長にPRを依頼した小島馨事務局長は「ボランティアは、いくらいても足りないぐらい。多くの人に参加してもらいたい」と話している。
申し込みはボランティア募集特設サイトから。問い合わせは「愛知・名古屋2026大会ボランティア コールセンター」(050・1808・0542)へ。平日午前9時から午後5時半。
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1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。
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