桜丘高校は、「第52回全国高校選抜卓球大会」女子団体(20~23日、岡山市)で3位に入った。原動力となったのは、山室早矢選手(2年)と、田旻一選手(同)だ。準決勝の横浜隼人戦(神奈川)で敗れ、目標の優勝には届かなかったが、2人は「インターハイでは絶対に日本一になりたい」と闘志を燃やす。
選抜大会(学校対抗)には全56チームが出場。予選リーグを経て、上位16チームが決勝トーナメントで優勝を争う。桜丘は、予選リーグを1位で突破すると、決勝トーナメント1回戦で岩国商業(山口)に3対1で勝利し、2回戦の明徳義塾(高知)との一戦に進んだ。1試合目は田選手が3対0で勝利したが、中野優里奈選手(同)が敗れ、試合は1対1のタイに。続くダブルスでも落とし、王手をかけられた。
このピンチを救ったのが山室選手。「一番の山だった」と話すように3対0でストレート勝ち。続く丸添美咲選手もストレート勝ちし、勝負を制した。
山室選手は今年1月の日本選手権ジュニアの部で3位に入る好調を維持していたが、調子を落としていた。「もっと強い球を確実に拾えるように」と打ち方などを改造したが、思うような場所にボールを打てず慎重にプレーするようになっていた。そこで頼ったのが同じカットマンの東山高校(京都)の宮木操監督。フォームを見てもらい、「カットした後に後ろに行く癖がある。前に行くように。スイングを速く」と指摘された。すると「意識しなくても強く低い球が行くようになった」という。「自分が負ければ終わり。慎重にならずに向かっていく姿勢で戦えた」と振り返った。
準決勝では横浜隼人に山室、田の両選手が2連勝したが3連敗。敗退した。2人は「あとは勝負どころのプレッシャーに打ち勝てるかどうか。インターハイまで高め合っていきたい」と意欲を見せた。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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