【夏の甲子園’25】豊橋中央、日大三戦に向け最終調整 松井&髙橋が柵越え2発

2025/08/09 22:24(公開)
打撃練習に臨む松井選手=南港中央野球場で

 「第107回全国高校野球選手権大会」初戦を控えた豊橋中央は9日、大阪市の南港中央野球場で最終調整を行い、古豪の日大三(西東京)との一戦へ士気を高めた。

 

 約2時間、ノックや打撃練習などで汗を流した。守備練習では所定のポジションに入り、ゴロや飛球、中継プレーの動きを確認。ダイビングして捕れないと「行けるぞ」と仲間から声が掛かった。その後、首脳陣が見守る前で主力級の打者がフリー打撃に臨んだ。打撃投手から安打性の打球を連発。萩本監督は「遠くに飛ぶのは強く振れている証拠」と評価した。

守備練習で本塁に返球する砂田選手

 圧巻は松井蓮太朗選手、髙橋大喜地選手のバッテリー。約50スイングで2本ずつ約100㍍ある右翼スタンドに打ち込んだ。松井選手は「飛球を上げてしまうとアウトになるので、ライナー性の打球を意識した」と話した。「10人が1打席ずつ立って7安打」という難題にも挑戦。1安打届かなかったが、終始笑顔が絶えなかった。

 

 初戦は第6日(雨天順延で11日に)の第4試合。砂田隆晴主将は「選手で話し合う時間をつくった。先のことは見ずに下から突き上げる気持ちで戦いたい」と意気込んだ。

柵越えを放った髙橋選手
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北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

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