元中日ドラゴンズ荒木さん、吉見さん、英智さんが指南 田原市が野球教室

2025/09/07 00:00(公開)
内野守備のこつを教える荒木さん=滝頭公園で

 中日ドラゴンズの黄金期を支えた荒木雅博さん(47)、吉見一起さん(40)、英智さん(49)による野球教室が6日、田原市の滝頭公園野球場であった。市内の小中学生約280人が指導を受けた。

 

 「一流アスリートの技術を広めたい」と市が主催。午前は軟式野球チームに所属する中学生が、午後は小学生が参加した。子どもたちはキャッチボールをし、内外野に分かれてノックを受けた。内野は6年連続ゴールデングラブ賞を受賞した荒木さん、外野は英智さんが担当した。

 

 内野はショートバウンドを捕る練習から始めた。荒木さんは「ショートバウンドが一番難しい。捕り方よりもバウンドに合わせる感覚を養ってほしい」と説明した。自ら守備の形を実演し「右足から入り、もう一回スピードを上げるように」と助言した。外野はボールを捕ってから投げるまでの動作を繰り返し練習した。英智さんは、一回左右の足でステップを踏む独特の動作を実演。「基本練習を根気強くやる忍耐強さが大切だ」と呼び掛けた。

荒木さんは内野守備を実演指導した
内野守備のアドバイスを送る荒木さん
外野守備を実演指導する英智さん

 練習後、吉見さんは「この経験を今後の人生の引き出しにしてほしい」と話し掛けた。田原東部クラブの鈴木日奈太さん(2年)は荒木さんに指導を受けた。「『試合では守備の形を考えては駄目。アウトを取ることに集中すること』という助言が印象に残った」と話していた。

子どもたちに語りかける吉見さん
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北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

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