【三遠】愛知セントラルカップ2連覇 大浦選手がMVP「自分たちの良いところが出せた」

2025/09/16 06:04(公開)
トロフィを掲げ優勝に歓喜する選手たち=豊田合成記念体育館で

 プロバスケットボールBリーグ「三遠ネオフェニックス」は15日、稲沢市の豊田合成記念体育館で行われた「AICHI CENTRAL CUP2025」の決勝でファイティングイーグルス名古屋に76対53の大差で勝ち、大会連覇を達成した。

 

 第1クオーター(Q)から三遠は、強力な守備とスピードある攻撃で主導権を握った。ダリアス・デイズ選手は根本大選手のアシストから3点シュートを決めるなど活躍した。第2Qはデイビッド・ヌワバ選手の豪快なダンクシュートなどで前半は46対28とした。

ダンクシュートを決めるヌワバ

 後半はロースコアな展開となったが、第4Qは大浦颯太選手や根本選手らを起点に攻撃の手を緩めず、23点差まで引き離して圧勝した。

司令塔としてチームを引っ張った大浦選手

 表彰式では、リーグから大浦選手に優勝カップが手渡された。大浦選手は決勝でチーム最多の16得点4アシストの活躍でMVPにも選ばれた。

表彰式で賞金のプラカードを掲げる吉井選手

 決勝に先駆けた3位決定戦は「名古屋ダイヤモンドドルフィンズ」が「シーホース三河」に84対83で競り勝った。

 

 2025~26シーズンまで1カ月を切った。大会は今季のリーグ開幕へ向けた前哨戦と位置付けられる。昨年始まった大会で三遠は初の連覇を達成した。

 

 大野篤史ヘッドコーチは、大会2試合の失点を70点以内に抑えた守備力について「苦しい時間帯でも、スイッチディフェンスをしながら全員が足を動かして、(相手の攻撃を)止めにいったマインドがすごく良かった。若手の選手のディフェンスは及第点を与えられる」と評価した。

 

 MVPの大浦選手は「自分たちが夏から取り組んだバスケの良いところを出せた」と手応えを示した。

 

 同じ司令塔の役割を担う主将の佐々木隆成選手を故障で欠く中、今季はより先発出場が増えることが予想される。こうしたチーム事情だが「自分のやるべきことは変わらない。すべての力を出し切りたい」とレギュラーシーズンへ意気込みを語った。

 

 湧川颯斗選手、根本選手の若手ガード陣について「(佐々木)隆成の不在を若手が補おうとしている。色々なことを伝えたい」とも述べた。

ディフェンスで奮闘した若手陣

 今季の開幕カードは10月4~5日、おおきにアリーナ舞洲での「大阪エヴェッサ」戦。豊川市のイオンモール豊川でパブリックビューイングもある。

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北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

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