バスケットボールBリーグ「三遠ネオフェニックス」は、「サンロッカーズ渋谷」とのホーム開幕2連戦(11~12日、豊橋市総合体育館)に挑む。豊川市出身で長年チームを支えた太田敦也さんの引退セレモニーも開かれる。
4~5日の「大阪エヴェッサ」との開幕節2試合は1勝1敗。第1戦はダリアス・デイズ選手や吉井裕鷹選手の3点シュートが効果的に決まり、95対85で勝利。2戦目は序盤から大阪に先行を許し、69対85で敗れた。
鍵はセカンドユニットを担う根本大選手。昨季はシーズン終盤からレギュラーに定着し、スピードと粘り強い守備でチームの躍進に大きく貢献した。今季は佐々木隆成選手のけがで、大浦颯太選手がベンチ時にポイントガード(司令塔)として起用される場面が増えた。だが2戦目は3得点0アシストと攻撃の起点になれなかった。
前シーズン終了時に「佐々木選手や大浦選手と一緒にコンボガードとして出場することが多かったが、自分がポイントガードとして一人で試合を作っていかなければいけない時にまだできていない」と課題を分析していた。今後に期待だ。
渋谷は日本代表のジョシュ・ホーキンソン選手が軸。昨季リバウンド王のトーマス・ウェルシュ選手らが加入し、課題のインサイドを強化した。元三遠の山内盛久選手の軽快なプレーにも注目だ。
豊橋市は10日、「三遠ネオフェニックス」の地元開幕戦(11~12日)に合わせ、市役所東庁舎に応援の横断幕を設置した。
縦1・3㍍、横4・0㍍。「三遠ネオフェニックスを応援しています」とメッセージを添えた。スポーツ課の担当者は「熱気あふれる開幕戦を会場で応援しましょう」と呼び掛けた。
チームは昨季、リーグ中地区を連覇。年間王者を決めるチャンピオンシップは決勝進出へあと一歩まで迫った。2026年度から新リーグ「Bプレミア」が始まるのを前に、最後のB1リーグとなる今季は悲願の初制覇を狙う。
ホーム開幕戦の対戦相手は「サンロッカーズ渋谷」で両日とも午後3時5分から試合開始予定。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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