【男子バスケ】桜丘での3年間は「特別」 富永啓生、慣れ親しんだ豊橋で奮闘 三遠ネオフェニックス戦に出場

2026/04/01 00:00(公開)
豊橋凱旋を果たした富永選手 ⒸB.LEAGUE
豊橋凱旋を果たした富永選手 ⒸB.LEAGUE

 バスケットボールBリーグ「レバンガ北海道」所属で桜丘高校出身の富永啓生選手(24)が14、15の両日、豊橋市総合体育館での三遠ネオフェニックス戦に臨み、待望の豊橋凱旋(がいせん)を果たした。小学校時代からプレーしてきた思い出深い「聖地」での一戦に、多くのブースターの視線が注がれた。

 

 富永選手にとって豊橋は、高校3年間を過ごした特別な場所だ。2015年のインターハイでは江崎悟監督のもと同校初の3位を果たし「楽しまなければ意味がない」と後輩らにメッセージを残し、米国に渡った。

 

 Bリーグ1年目の今季は、日本人1位の平均18得点超えを記録。北海道のエースとして上位のチームを引っ張っている。初の凱旋試合に「毎週変わらぬ気持ちで臨んでいるが、小学校から試合をしてきて、ここは高校3年間を過ごした思い出深い場所なので、楽しみにしていた。ただ、試合へのアプローチ自体はいつも通り、変えずに臨むことを意識した」と振り返った。

 

 しかし、中地区首位を独走する三遠は富永選手を徹底してマーク。第1戦で9得点、第2戦では25得点を挙げたものの、得意の3点シュート(3P)はそれぞれ1本に封じ込まれた。

 

 三遠の大野篤史ヘッドコーチ(HC)は「ショットオーバー(打点の上からシュートを打たれること)されたくなかったので、基本はサイズのある選手をマッチアップさせた」と守備の狙いを明かした。さらに「一人の選手を長くマッチアップさせると癖や慣れが生まれる可能性がある」として、マッチアップを頻繁に変える変幻自在のディフェンスで富永選手にリズムを作らせなかった。

 

 第2戦後の記者会見で富永選手は、大黒柱のジョン・ハーラー選手を欠く布陣での苦戦を認めつつ「特に外国籍選手の対応などで難しかった。相手に3Pを高い確率で決められすぎたのが反省点だ。これだけ決められると、自分たちがどれだけシュートを決めても流れをつかむのが難しくなる。チームとしても個人としても、ディフェンスの強度をもっと上げていかないと」と総括した。

 

 三遠の守備に対しては「こちらが出ていけばポケットにパスを入れ、出てこなければ確実に3Pを決めた。チームとしては同じやられ方を続けてしまった。もっと早い段階でディフェンスのカバレージを変更するなどの対応ができれば良かった」と悔しさをにじませた。

 

 北海道のトーステン・ロイブルHCは富永選手について「『良い選手(good player)』はシュートを決めることができるが、『競争心のある選手(competitiveな選手)』は大事な場面で違いを見せることができる。富永選手は競争心のある選手であると捉えている」と評価した。

 

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北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

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